食洗機の棚をDIY|後編
こちらの記事の続きです。
前記事では、中に入れる引き出しの組み立てまでを終えました。
いよいよ食洗機を置く台のDIYです。
ハンズに買い出しへ
キッチンの隙間にぴったりはまる外枠を設計、ハンズで材料を購入し、木材のカットを注文します。
ハンズの店員さんに聞いてみたところ、結構重いもの(食洗機)が乗るので、板は厚ければ厚いほど強度が出て安全、18mm以下にはしないほうがいい気がする、とアドバイスをいただきました。
すでにある引き出しの幅を鑑みると最大の厚み、24mmのシナ合板に決定。厚みを加味して台を設計します。
規格サイズの板から取り都合を考えてカット指示書を作り、木工房の方に素材と一緒にお渡しすると、その場で切ってもらえます。
木工房にはカウンターがあって、手ぶらで行ってもその場で設計図・指示書を書けるのがポイント。なんども行かなくても1日で材料調達を終えられるし、わからないことは専門家の店員さんが丁寧に教えてくれるので、絶大な信頼を寄せています。
防水性を持たせたいと思って塗料コーナーの店員さんにうかがうと、水性ペンキでも油性ペンキでも、塗装をすることがイコール防水性を持つのだそう。知らなかった!
匂いの少ない水性ペンキを選びました。
用意した材料・道具
ハンズで買ったもの
- 木材(カット済み)
- 水性ペンキ
- ペイントローラーとバケットのセット
- L字金具(ビスつき)
- 木工用ボンド
自宅にあったもの
- テープ付き養生シート
- ビス
- 電動ドライバー、プラスドライバー
- キリ
- マスキングテープ
- はさみ
なくてもいいけど、あると便利なもの
- コンビニでもらえるプラスチックのスプーン
- C型クランプ
- のこぎり(部材の寸法が間違っていなければなくてOK)
塗装
天気の良い日を選んで、まずは塗装から始めます。
室内でペンキを塗るので丁寧に養生。家の窓は全開にして風通しを良くします。
塗料をバケットに出す時に、プラスチックの使い捨てスプーンがあると便利。
使い終わったらそのまま捨てちゃいます。
塗り終わったら4時間以上乾かします。2度塗りをしたら1日目は終了。
(後から調べたらこの塗り方はきれいに塗るためにはあまり良くなかったので、正しい塗り方は専門のサイトをご覧ください!)
組み立て
2日目スタート。もう塗装はしないので養生は外しています。
木工用ボンドを断面に塗って貼り合わせ、キリでビスの位置をマーク。
電動ドリルでビスを締めていきます。内側にはL字金具をとりつけて強度UP。
家にあったビスがかなり太く、電動ドリルでは最後まで締められなかったので、最後は手で締めています。
土台の半分が組みあがったところで試しに天板を置いてみると、なんとカットミスが発覚。長い!
塗装し終わった後だけど、のこぎりで切ることに。
のこぎり作業は素人だと断面がガタつきやすいので慎重に。
カットしたい位置にカッターで360°ぐるりと印をつけて、ガイドになる端材をテープで留めます。
のこぎりの刃がガイドにぴったりと沿うように切ると、初心者でも割とまっすぐに切ることができます。
木の粉がたくさん出るので、のこぎりのみベランダで作業。
少し歪んだけど、切った断面を壁側にすれば見えないのでOK。塗装もしません。
引き出しが奥に入り込まないよう、ストッパーになる部材を内側につけたら、側面の板を貼って箱型に。
前面のパーツと切った天板を取りつけたら完成!
前面パーツはC型クランプで位置を固定しながらビス止めをしていますが、台の上下をひっくり返して作業すればずり落ちないので、クランプは用意がなくても大丈夫です。
塗装から組み立て完了まで2日間かけて仕上がりました。
設置
隙間に入れてみると、ちゃんとぴったり!
シンク下収納についているものと同じ取っ手なので、この台も備え付けだったかのような印象に。
工作の時の歪みで1cmほど飛び出してしまいましたが、素人DIYなので及第点。
食洗機の扉を開けた時にぎりぎりで水栓にぶつからない、奇跡的なサイズ感でした。
食洗機は後日水道業社さんに来ていただいて設置。
この家のキッチンにはもともとグローエ社の水栓がついていたのですが、分岐水栓が存在しないので、水栓ごと取り替えるしかなかったんです。グローエの水栓気に入ってたのですが、QOL向上のためには仕方ない。
食洗機のある生活は控えめに言って最高です。
台の中の引き出しは、ビン・カン・ペットボトルごみ、電池などの不燃ゴミを入れるのに使っています。
棚板が2枚ついていたので、下の一枚は手前側に貼って、箱のようにしました。
内側のストッパー板の奥は、防虫剤・消臭剤・除湿剤などを入れておけるちょっとした収納に。
なかなかの出来になったのではないかと、満足しています。